ご機嫌で、あらゆる種類の料理をちょっとずつ食べた。

全部美味しい~~❤


すっかり眠気も飛び、時間の感覚もなくなってきた頃、操縦席から連絡があった。


『お嬢様。まもなくフランス圏内に突入いたします』


「もう?」


早いんだぁ。

それともまおそんなに寝てた?


「俺が寝る一時間以上前に寝て、俺が起きてさらに数時間寝てた」


「……」


まあまあ。


「それに普通の飛行機よりだいぶん速いですからね。ルートも決まっていないので最短距離ですし」


へー…。

なんかよく分かんないけど早いんだねやっぱ。


「あとどれくらいかかるの?」


『はい。藤峰邸ヘリポートに到着するのは恐らく一時間後かと』


わあ! もうすぐじゃん!

琥珀達と遊んでたらもう着くね。


「じゃあもう少しお願いしまーす」


『お任せください』