ぽぽぽいっと服を投げ捨てて、乳白色のお湯に足をつけた。


「…うふ❤」


お湯は気持ちいい。

風がちょっと肌寒いけど、お湯が熱いくらいだからちょうどいいね。

でももっと寒くなったらもう無理だよ~。


ちゃぱちゃぱ水音をたてながら一人楽しんだ。



二、三十分はそうしていただろうか。

外は涼しくてもお湯は熱いものだから、いい加減のぼせそうになってざっぱと引き上げた。

くるりとタオルを巻きつけて、長い髪の毛を手でまとめながら中に入る。


「この時期に露天風呂もいいねぇ! あ、でも花が悪趣味だったよかっくんも入る?」


「……服を着ろ」


…また二度見された!


「だってあついんだもん」


「ハア…。俺はシャワー浴びるからいい。…服、着とけよ」


最後にもう一度念を押すと、かっくんはしゃわーを浴びにいった。


「……しゃわーって……なに?」


きょとんと首を傾げながら、言われた通り服を着て…髪の毛を乾かした。



―トントン



「ほ?」


……誰か来たおかっくん。

どおしよお。