「いーいっ? 他人が立ち寄っちゃいけない秘密の関係ってあるのよ♪」


「秘密の…」

「関係…」


「す……」



…あん?



「素敵っっっ❤❤」


…ええー……。

どこが…?


てかりんりん、いろっぽい。

そのポーズいろっぽい。

キメる必要があったの?


「そ、そおなのねそおなのね武藤さん」


「ごめんねもう聞かないわっ」


「え…う、うん…?」


ありがとう…?


なんか違うような。

まあいいか。


一応りんりんに助けられて、その場は乗り切った。


「学校のやつらはこの手で行くに限るわね…よし」


「……」


よしっとガッツポーズを決めるりんりんの目は、それはそれは輝いていた。