―――……


「…はっ」


「…はよ」


…???

ん? え? は?


「ちょうどいいタイミング」


あれ…かっくん。

ここどこ?


「そろそろ着くってよ」


「そなんだ…」


眠い目をこすりながらかっくんの首に手をまわす。


「…ねむい…」


「もうほんの十分ほどなんだから、頑張って起きてな」


「うんー…」


肩に顎を置いて、うとうとしながら頷くも。

今にも瞼は閉じてしまいそう。


「ジュースのみたい」


「オレンジ、ぶどう、桃…よりどりみどり」


「ぶどう」


「ん」


にゃは~ありがと。


どこかふわっふわしてる頭の中、ジュースを受け取った。