「くふっ♪」
「まあ…いいけどな…」
「かっくん~……しゅきっ❤❤」
ぎゅむ~っと抱きついて頬をすり寄せると、かっくんのあったかい手があたしの頭を撫でた。
「飼い主と猫に見える…」
「眠くなると大概こう」
「えーっえーっ❤やだ可愛い!」
にゃはは~。
「えへっ?」
「酔っとるようにしか見えひん」
「似たようなもんだ」
え~? まおお酒なんて飲んでないお。
だってかっくんすきなんだもん。
もうずっと一緒にいてほしい!
隣を向いたときすぐそばにいてくれて、会いたいときにはいつでも会えて、寂しいときには抱きしめてほしい。
わがまま?
でも…じゃなきゃまお寂しくってうさぎさんみたいに死んじゃうっ。
「うさぎさん~…」
「うさ…うさぎ?」
かっくん…ずっと一緒にいてね。
まおのこと、きらいにならないでね…。