「メインはこちらからお選び下さいませ」
ずらっと並んだ料理はすべて、きらきら光ってるように見えた。
…いや、もしかしたら光ってるのはあたしの目かもしんない。
なんせかっくんに…。
「…目、輝きすぎ」
…って言われるくらいですからね。
「まおこれ❤」
「あたしこれー」
「ほんなら俺はこれ」
「あ、かっくんはこれね」
「……」
どうせ聞いたら聞いたで何でもいいとか言い出すんだからね。
言われる前にあたしが決めちゃいますよ。
「にゃああ~…❤美味しそう」
「ありがとうございます」
これなんだろ。
なんかよく分かんないけど美味しそう。
「かっくんそれなあに?」
「……? ツバメの巣?」
「ツバメの巣ぅ?」
「言っておくがお前の想像しているのとは全く違う」
しゅっちゃんなに想像したの。