おっ。
坂本さんはっや~い!
「…あらっ。青木様、高橋様。こちらにいらしたんですか。お食事をお持ちしましたけど…どうなさいますか?」
「あらまー。日本食じゃない」
「おお! ほんまにこれにしてくれたん?」
「はい。魚をそのまま焼くというのは、斬新なアイディアですね」
にこっと笑いかける坂本さんに、しゅっちゃんは「そうでもないで?」と首を傾げていた。
「じゃああたし達もここでいただきます。いい? 真緒」
「もちろん」
「では食後のコーヒーはいかがいたしましょう?」
「あたしもらいまーす」
「俺コーヒー無理やわ」
えーっえーっ。
まおコーヒー飲めるのに~。
やったあしゅっちゃんに勝った!
「な、なんやねん勝ったて。ほな俺も飲むわ! さかもっちゃん俺のもお願いします~」
「くすくす…はい」
慌てて言うしゅっちゃんを見て、あたしとりんりんだけでなく坂本さんも笑いをこぼしていた。
「じゃ、たーべよっと。…たまごやきだ!」
前日本でおべんとおに入ってた食べたんだっけ。
きゃは~! おいしそう!