時間を見ると、23時になりそうだった。
乗客は俺と波留とアテンダントしかいなかったから予定通りに着いたんだ。
飛行機を降りると、当然外は真っ暗。
…時差ぼけが明日になれば出そうだ。
俺は波留が用意した専用の車に乗り込み、一段落した。
…飛行機は苦手だ。
「翔様、これから真っ直ぐ旦那様の所へ向かいますがよろしいでしょうか」
「…よろしいも何も、行かなければいけないんだろ」
「ハハ。よくお分かりで」
エンジン音が聞こえ、車が発車した。
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