女の人の言葉に、目を見開く。


…は、は、はーー!?


私が思考停止していても、女の人は話を続けた。


「こんな庶民…てか餓鬼みたいな子、何故、おじ様は選んだの?理解不能」


「そうで御座いますね、お嬢様」

お嬢様…?


「…あの、あなた方は誰ですか?」


私は慌てて立ち上がり、少し離れてから聞く。


そんな私にまた、“お嬢様”は馬鹿にしたように鼻で笑った。