──────…… ─────… すぅちゃんが帰ってから数時間後。 私が夕食の準備に取りかかろうとした瞬間、インターホンが部屋に鳴り響いた。 「誰だろう…、波留さんかな?」 もう、インターホンが鳴るのは珍しくなく、驚きもしなくなった。 それは波留さんがちょこちょこ遊びに来るからだ。 私は軽いスキップをしながら玄関に向かおうとすると、いきなり、玄関の扉が思いっきり開いた。