あたしは気になったので聞いてみた。

「何か用があるんでしょ?違うの?」

すると、リーは少し悩んでるような顔をした。

「あの…さ、ベル…。ベルに知っておいてほしいことがあるんだ。」

知っておいてほしいこと?
何だろう?

リーは言葉を続けた。

「今までベルは、生まれつき夢幻の力を持っているって思っていたと思うんだ。だけどね、違うんだよ。」