――サンマリア城群青の剣本部
「あれ?キースどこ行ったの?」
「さあ…知らないわ。」
本部ではリーとエリザベス、その他の群青の剣の兵士達がいた。
兵士達は、書類を片付けたり
武器を磨いたりしている。
その様子をリーは眺めながら、
ため息を吐いた。
「武器磨いたとこで、僕らの出番は死ぬまでないよ…。」
リーはボソッと言った。
エリザベスには聞こえてたようで、エリザベスはリーを見た。
「あったじゃない。この前の誘拐事件の時。」
「あれは別だよ!!国家機密絡みの事件だったからね。でも武器なんて使わなかったよ。実際ルクテン研究所の手柄でしょ、あれは。」
リーは口を尖らせた。
「そんなことないわよ。ルクテン研究所には武器を借りただけ。実際事件を解決したのは私達、群青の剣よ。」
ふふ、とエリザベスは笑った。
「そうかなあ…。」
リーは納得いかないようだった。
エリザベスはそんなリーを見て、質問した。
「戦争、したいの?」
あまりにも唐突だったため、リーは一瞬固まった。
「せっ…まさか!戦争は嫌だよ!…でも。」
「でも?」
「平和なこの世の中に、僕らの存在価値なんか無いんじゃないかって思うんだ。国のために剣を振るうわけでもないし…。」
「そうね、確かにそうかもしれないわ。けれど、本当にそうかしらね?」
エリザベスの言った言葉が、
リーには恐ろしく聞こえた。
まるで、何か裏があるような。
「群青の剣は、マリアナ帝国の盾であり、陛下の右腕よ。」
「あれ?キースどこ行ったの?」
「さあ…知らないわ。」
本部ではリーとエリザベス、その他の群青の剣の兵士達がいた。
兵士達は、書類を片付けたり
武器を磨いたりしている。
その様子をリーは眺めながら、
ため息を吐いた。
「武器磨いたとこで、僕らの出番は死ぬまでないよ…。」
リーはボソッと言った。
エリザベスには聞こえてたようで、エリザベスはリーを見た。
「あったじゃない。この前の誘拐事件の時。」
「あれは別だよ!!国家機密絡みの事件だったからね。でも武器なんて使わなかったよ。実際ルクテン研究所の手柄でしょ、あれは。」
リーは口を尖らせた。
「そんなことないわよ。ルクテン研究所には武器を借りただけ。実際事件を解決したのは私達、群青の剣よ。」
ふふ、とエリザベスは笑った。
「そうかなあ…。」
リーは納得いかないようだった。
エリザベスはそんなリーを見て、質問した。
「戦争、したいの?」
あまりにも唐突だったため、リーは一瞬固まった。
「せっ…まさか!戦争は嫌だよ!…でも。」
「でも?」
「平和なこの世の中に、僕らの存在価値なんか無いんじゃないかって思うんだ。国のために剣を振るうわけでもないし…。」
「そうね、確かにそうかもしれないわ。けれど、本当にそうかしらね?」
エリザベスの言った言葉が、
リーには恐ろしく聞こえた。
まるで、何か裏があるような。
「群青の剣は、マリアナ帝国の盾であり、陛下の右腕よ。」