目の奥が熱い。

頭がぼんやりする。

けど、憎い。

あたしは立ち上がり、男の元へと歩み寄る。

睨みながら。

すると、1人の男と目が合った。

「能力者。今度こそは殺してやるよ。」

男が銃を構えた瞬間、男は叫び声を上げた。

「う…っうわああああああああ!!!!!やっやめ…!ぎゃあああああっ」

頭を押さえ、地面をのたうち回っている。


あたしは次に、もう1人の方を見た。

男は恐怖に満ちた表情をしている。

「み…見るな…!うわああああああああっ」

男は、あっけなく死んだ。



「ベル!」

ドアが開いた。
そこにはリザがいた。

あたしはハッと、我にかえった。


「リザ…?…え、あたし…。」

頭がズキズキする。
それに、なんだろ
さっきまでの記憶がない気がする。


そこにリーとキースも来た。