シーとその場で別れ、アリスカはソフィアと共に職員室に向かう。

転入届を出した後。

「それでは私はここで失礼致しますわ。2年の教室は2階ですから」

ソフィアは職員室を出て行く。

彼女はアリスカよりも年上だったらしい。

「あ…ごめんなさい。上級生だったんですね。私、対等な口の利き方を…」

「気にしませんわ。年上といっても一つしか違わないのですし」

微笑むソフィア。

「ソフィア・ローズと申しますの。機会があったらお昼でもご一緒しましょう」

「アリスカ・テフレチェンコです。以後よろしくお願いします」

気位の高い高飛車な女生徒かと思っていたが、外見と裏腹なソフィアの気さくさに、アリスカは好感を持っていた。