『明日行けなくなってもいいの?』 「それは…」 『楓と朔夜だけで行っちゃったらどうする?』 「やっ、やだ!」 ただ鏡夜が傍にいるだけで、私は支えられてるんだ。 『じゃあ寝ないとね』 「…………はい…」 ねぇ、鏡夜。 鏡夜は…どうなのかなぁ。 私は鏡夜を支えられてる? 鏡夜の一番になれてるのかな。 『安心して、皐月。俺も一緒に寝るよ』 その優しい笑みを向けるのは、私だけだって。 そう思ってもいい?