君がくれたマグカップ
毎朝使ってるよ
センスないって
笑っちゃうけど、
大事に使ってるよ
君からもらう物は
何でも特別だったよ
-END-
一緒にいると似てくる
って聞いたことがある
あたしたちは、
元からちょっと似てた
それなのに、
ますます似てきたって
感じてしまう
ふっと気づいたら
君の癖がうつってた
あたしの口癖が
君にうつってた
どんなに傷ついても
どんなに苦しくても
どんなに悲しくても
どんなに泣いても
離れられなかった
それを弱さだと思った
でも違うよ
本当に好きだったんだ
それだけだよ。
「今は無理だけど
また何年か後に
こうしてオマエと
逢えたら間違いなく
オマエに結婚申し込む」
その言葉、
冗談でも嬉しかった
でも、あたし達の
今はいつか終わる
ってことを言われてる
みたいで悲しかった
何かあるごとに
君はあたしにゴメンネ
って謝ってくる
そのたびに『大丈夫』が
口癖になってた。
けど、『大丈夫』って
言えなくなってた
心が狭いけどね、
好きだから許したくない
って思うことが多くなってた
もう余裕がなかった
手を繋いだぬくもり
抱き締めた時のぬくもり
すごく幸せで
あたしの居場所は
君だけなんだって
本当に思ってた。
ねぇ関係に名前は
なくても好きなら
一緒にいるべきでしょ?
満月を見ると
嫌でも君がよみがえる
冬の満月の下、
約束の場所で逢ったこと
2人ではしゃいで
“満月写メで撮る!”
って。
満月の下の君の笑顔が
今も忘れれないよ。
「アンタなんか
いつか捨てられる」
君の元カノから
散々恨まれて、
言われた言葉。
その時は、
『捨てられた貴女と
あたしは違う』って
思ってた。
けど、今なら気持ちが
少しなら分かるよ。
でもね?
私と貴女は違うって
言えることがあるよ
私たちは好きだから
離れたの……。
アルコールが酔わせる
アルコールが気持ちを強くする
アルコールで埋める距離
素直じゃない2人が
本気でぶつかれるのは
アルコールのおかげ
やけに素直な2人。
再会したときから
何も変わってない
でも今ならそんなのに
頼らなくても、
もっと素直になれる
気がするよ。