君の腕枕が大好きだった
ほどよくついた筋肉
抱きしめる強さ
心まで繋がってる
そう思った。
一緒に寝ると同じ夢を
見れるって聞いたことがある
そんなこと、
全く信じてなかったけど
翌朝君があたしの夢を
見たって言うから、
驚いちゃった
あたしも君の腕枕で
君の夢を見たから
内容はぼんやりしてて
覚えてないけど。
あたしたちは、
同じ夢を見てた…
幸せだったよね。
あたしに気持ちがないなら
もう会わないでよ
あたしの身体にしか用がないんじゃないの?
あたしと一緒に居て楽しいと思うのは、体の関係があるから?
そんな人じゃないのは
わかってるよ。
けど正直、
疑ってしまうよ
苦しいよ
寂しいよ
悲しいよ
逢いたいよ
もう、明るく振る舞うのも疲れたよ。
もう2人の選ぶ道は
友達以上恋人未満しか
ないみたい
友達に戻れない
恋人になれない
もう、時間もないね
タイムリミット。
期限付きだから。
彼女じゃなくて良いよ
ただ貴方の一番になりたい
貴方の忘れられない人になりたい
特別な存在になりたい
頑張ってみようと思った
どんなことでも、
信じようと思った
信じれるところまで、
好きな人の傍に居たいから
けど君との幸せは無いんだ
終わりにした方が良いんだ
ねぇあたしは、
都合の良い女なの?
周りが聞いたら、
そう思うのかな?
そんなこと、
一番あたしが理解してる
でも君と一緒に居ると
時間が早くて、
すごく幸せだった
でもこのままじゃダメだね
君にさようならを言わなきゃね
「オマエは、
どの女よりも大切だから
傷ついてほしくない
だから、俺にその問題
解決させてほしい」
ストーカーもどきの男に
言い寄られて、
精神的にぼろぼろになったときに
君はあたしを、
助けてくれた。
縄張りから解放してくれた
君はそういう人だった
あたしのことを散々傷つけたけど
いざというときは、
真っ先に守ってくれる人
六年前、出会った頃
好きって感情が
幼くて分からなかった
けど1つだけ言える
“一緒に居て楽しかった”
ケンカすることも多かったけど、
笑い合ってることの方が多かった
そして、2月19日
二年と半年の幕を閉じた
別れを知らなかった
あたしは、
初めてあんなに泣いた
心が初めて痛かった。
君に新しい彼女ができても
あたしに新しい彼氏ができても
君を忘れたこと
一度も無かった。
離れた一年後に、
君と再会した。
夢を見てるようで
嬉しかった
友達として傍に居るだけで、良かった
心の引き出しが開いて
“あの”感情が蘇った
隠れて逢うような
誰にも言えない関係が
始まった