「おばさんっ!!」


俺はベッドにかけよった。



「あっ…帝っ…」

俺を引きとめようとした、つばさを押しのけて、血の水溜りをスリッパで踏む。





今踏んでいるものが

床に飛び散っているのが


血で





この血が
おばさんのものだと

分かっても





それでも