「うあぁああぁぁぁぁ!!」 俺は悲鳴をあげてしまった。 最初はこれがどういう状態なのか把握出来なかった。 でも 部屋に散らばった本。 割れた花瓶や水槽の破片。 様々なものが投げ出された床。 水槽に入っていたと思われる水が床に広がって水溜りを作っていて ベッドの下まで広がった水溜りに、ベッドの上から垂れる、赤い液体と混ざっていく。 その赤い液体が血だと認識したのは、俺がベッドの上のおばさんを見たあとだった。