俺とつばさは近くのショッピングセンターに入った。


時間が時間だけにやっぱり人は多い。
移動するのも一苦労だ。


「んーどこから行こうかなっ」

つばさは鼻歌を歌いながら歩く。



行く人行く人、振り返ってつばさを見るもんだから、
こっちが恥ずかしくなる。




「よしっ、まずは三階の服屋さんっ」


と言って、走り出したつばさ。






「つばさ、ちょっと待って」



引っ張られる俺。





ところでさ、

いい加減、腕を自由にしてほしい…


俺はさっきから引っ張られっぱなしだ。





ってか、つばさ…
全然俺の声届いてないな…。