「会いたかったよ帝都くん!」

つばさは俺に抱きつく。



…いや、俺は会いたくなかったです。





するとさっきまで、つばさの隣にいた女の子が俺を見て、頭を下げた。



「はじめまして!つばさの友達です」


「あ、はじめまして」



礼儀正しい子だな。


俺も慌てて頭を下げる。



「噂はいつも聞いてますよ!」

女の子はイタズラっぽい顔で笑う。


「噂?」