傷だらけの浬愛を家まで送ってく。



家に着きいつものように
別れようとすると


「待って!
…一緒にいて。」


後ろから抱きつかれ
震える声でそう言われた。



「家、誰もいねぇのか?」



コクッと頷く浬愛。


「アタシ1人暮らしだから。」
そう続けた。


「わかった。」



浬愛の背中を擦りながら
家にはいった。