「じゃね。
傷、お大事に。」



そういって去ってく女をただ呆然とみてた。



さらさらの綺麗な茶髪が
散る桜の花びらと合ってて
見惚れてた。



振り向き、愛しそうに桜の木を見る横顔にも。




これがキミとの出逢い。
この瞬間(トキ)キミに恋をした。