「わざわざ送ってくれてありがとう。」 「いや。 ついでだ。」 そう言った俺に ぷっと吹き出した浬愛。 「じゃあな。」 「うん。 バイバイ。明日ね。」 浬愛と別れ俺も帰る。 辺りは大分暗くなっていた。 生温い風が頬を掠める。 もうすぐ夏か…。 そんなことを考えてたら家に着いた。