夢の様な出来事があった日の後日・・・

私はデートの待ち合わせ場所に来ていた。


待ち合わせ場所は、私たちが住んでいる街が見える丘の上。

丘の上に大きな桜の木が生えている

風が吹く度に桜の花が舞い散ってとてもキレイ

地面に落ちた桜の花びらはまるで薄いピンクの絨毯みたいで

まるでこの世の幸せを私が独り占めしているみたいに

幸せで

待ち時間も全然苦にならなくて

「でも・・・さすがに遅くない?」

プルルルルプルルルル

親友の高橋 千鶴からだ・・・

千鶴ことちづには、結城君と付き合うことを言ってある

でも、いったいどうしたんだろう・・・?

「もしもし・・・?
ちづ・・・?どうしたの・・・?」

「あっ、春華!?
・・・落ち着いて聞いてね・・・?

結城君が・・・っ

結城君が



死んだ・・・の・・よ・・・」

頭の中が真っ白になった・・・