「唯、たかが、失恋だよ。

唯はもう、高校生じゃない。

高校生にとったら、恋愛って、すっげえデカイことだけどさ。

社会人だろ、もう。もっとデカイこと、経験しなきゃいけないんだろ」



そう言い放って、陸はあたしに背を向けて、帰っていった。