「まぁ、中学生なんて好奇心いっぱいの年頃だからな」
放課後の職員室。
担任の先生から、生活指導を受ける。
これがあたしの、お決まり。
茶髪に、ネイルに、ピアス。
中学生らしくない、なんてよく言われる台詞。
だけど、あたしは気にしない。
少しでもいい。
悪い印象でも構わないからあなたの視界に入りたい。
その他大勢じゃなくて、あたし個人として、松井梨乃という、一人の人間として、あなたの瞳に映りたい。
そのためだったら、どんなに悪い子を演じたって構わない。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…