「俺、女は嫌いだけど未緒は好きだ」
これってさ、告白してるよね?

確実にしてるよね!?

だけど、未緒はどんどん眉間にしわを寄せる


え、なんで


「それはあたしを女って思ってないってこと?」
あぁ、そう解釈したのか


「馬鹿だろ」
こんなに鈍感な奴、初めて見た



「意味わかんな「ちゃんと女って意識してる。俺が嫌いな“女を剥きだしにしてる女“じゃないって意味。」」


意味わかんないとか言わせねぇし


だけど未緒の顔はまだ疑問を持った顔をしてる。

「まだわかんなかったら俺の仕事見れば?そういうやついっぱいいるから」
あんま見せたくないけど・・・・

あんなとこ見せたくないし
女達からベタベタくっつかれるとこなんか


「…亮」
切なそうな顔をする未緒。
分かったらいいんだ

「もういいからベットに寝ろ。」
今の顔を見せたくない
だから、今は――

・・・・?
ん?

服に何かが引っ掛かった感じ
何だ?っと思って後ろを見ると


未緒が俺の服を掴んで進めるのを止めていた



「どうした…?」
俺は恐る恐る聞いた




「一緒に…」


「え?」
いや、聞き間違いだろ
間違いだと思ったから聞きなおした


「一緒に寝よ…」
間違っていなかった