「俺、女は嫌いだけど未緒は好きだ」
めっちゃ嬉しい
けど、思うけど
あたしのこと女って思ってないってことだよね?
じゃあ何て思ってんだよって話だよね
ちょっと
それ気になるけど今はその言葉で十分嬉しいや
やっぱ、やだ
「それはあたしを女って思ってないってこと?」
「馬鹿だろ」
なんで馬鹿って言われなきゃなんないのよっ!
「意味わかんな「ちゃんと女って意識してる。俺が嫌いな“女を剥きだしにしてる女“じゃないって意味。」」
最初からそう言えばいいじゃん
でも女を剥きだしって意味がわかんなかった
「まだわかんなかったら俺の仕事見れば?そういうやついっぱいいるから」
少し亮は笑う。
だけど凄く冷たい笑い
「…亮」
「もういいからベットに寝ろ。」
そう言ってドアを閉めようとする
あたしは亮の腕を掴んでドアを閉めるのを止めた
「どうした…?」
さっき悲しそうな顔をしていたのに
今の顔はとても優しい顔
「一緒に…」
「え?」
それは驚くだろうね
「一緒に寝よ…」
自分でも何言ってるのか分からない