次の日…悪いことは続く…

教室に入ったみゆきは目を疑った。

黒板に大きく相合傘が書いてあった。
『関根/坂下』

相合傘って懐かし~~。
小学校のときよく書いたな~って!!
何?何あれ??
あたし?あたしと関根??

「ちょっと…なに?」
まわりをにらみつけながらみゆきは言う。

「今朝来たら書いてあったんだよ。」
みゆきにたじろぎながらも、おもしろがったように男子が言う。

まわりにはクラスメート以外の子も集まって、
がやがやとみゆきを見て話している。

「なにこれ??ありえなくない?」
「関根って?誰?」

利佳子と遠藤がやって来た。
関根の顔が浮かばない遠藤はそう言った。

「ほら、体育祭の時、借り物で…」
利佳子が遠藤に説明する。

「てかこんなの書いてるって、ガキじゃねーんだからよ!」
遠藤が大きな声でそう言った。

その時関根が教室に入ってきた。