「なに~?あいつ。」
利佳子が関根の後姿を指差しながら言った。

「あ。同じクラスの関根政雄。
1年のときも一緒だったんだ。」

「みゆきに話しかけるなんて、ちょづいてね~?」
利佳子は遠藤達のほうを見ながらそう言った。

「いや、でもあたしクラスでは普通にみんなとしゃべるよ。」

関根をかばうようにみゆきは言った。

「そうなんだ~。」
利佳子はそう言ってすぐに次の話題に移った。


特別だって思ってる…。
あたしは普通なの…。好きなのも、関根なんだよ。

利佳子達は全然良い子。
でも、たまに…こーゆー時は困ってしまう。


でも、関根…頑張れって言ってくれた…。
嬉しい…。