渉side 「んー、朝か」 俺は起きた。 あれから俺は学校には行ってない。 だけど朝早く起きる必要があった。 その理由は、 俺が起きた途端 足元に来た茶色い物体 そう、ポメラニアンのムースの散歩をする為である。 「ムース、行くぞ」 リードを持ってそう声をかけるとムースは跳ねるように駆け寄ってきた。 さっきから尻尾をふりっぱなしだ。 「よしよし」 リードを繋ぎ 家を出た。