「じゃ、また明日ー。」
「わかった。バイバ・・・また明日ー。」

私は親友・鳴瑠と別れて家に帰る為
交差点を曲がる。

目の前にはユキと出会った
樹齢300年の大きな木。

この木のおかげで私はユキと会えたのかな・・・

「て、何考えてんだ私。」

自分に苦笑いし、家の鍵を鞄から取り出す。
えっと、後で夕飯の買出し行かないとな・・・
それに昨日ユキが料理を手伝おうとして、
包丁折っちゃったんだっけ。

てか包丁とかどうやって折れるんだ・・・

私は苦笑いをし、鍵を開ける。