さっきまで赤かった顔はその言葉で一気に青くなって。 「は、早く言ってよーッッ!」 泣きそうになりながら、そう叫んで私は外へ急いだ。 呆けてる場合じゃなかったっ! 待って、ナツメくんっ! 「頑張れよー!」 店長の声を背に、私はエプロンをつけたまま外へ走り出した…−−−。