そう奮起し、携帯を引っつかむと怒りに任せてナツメくんに電話した。
放置は嫌って言うんだ。
それから、ずっと我慢してたことも言う。
何で…連絡くれないのって。私…ナツメくんの彼女だよね!?って、言ってやるっ!!
そう鼻息荒く携帯を握り締めて耳に当て、ナツメくんが出るのを今か今かと待つ。
だけど数十回のコールの後、怒りも虚しく留守番電話センターに接続されてしまった。
それに余計腹が立ち、だからすぐ切ってまたかけた。
だけどまた留守番電話センターへ…。
それを何回か繰り返し、埓があかないのでメールで伝えることにした。
ピコピコと文章を作るものの、何を伝えたくて何から伝えたらいいのかわからず…。
それでも書いては消し、書いては消し…。