だからナツメくんから返事がなくてもナツメくんの携帯の受信箱はきっと私でいっぱいだろうからそれでいいんだ。


ナツメくんの携帯の受信箱に、目に、頭の片隅に。

ちょっとでも私って存在が留まってたらそれでいい…−−−−−。



そう思って……じゃないな、そう思い込んで今日までやってきたけど…。


もうダメだ。
もうそろそろ…限界だ。


明日から始まるゴールデンウイークを前に、私は泣き叫んでいた。


私とナツメくんが付き合いだしてもうすぐ2ヶ月。

だけどその間に会ったのは……あの卒業式の日だけ。


でもあの卒業式の日も、携帯を交換し合った後ナツメくんはクラスのみんなとどこかで集まるらしくさっさと帰っていった。


それから私は学年末テストが始まり、やっと春休み〜…と思ったら引越しで。