−−−−−…。 −−−−−−…。 あの日のことは今でもはっきり覚えてる。 ナツメくんの卒業式。 ナツメくんの彼女になれた日。 最高に幸せな日だった。 まだ蕾もついてない校庭の桜の木を横目に、私の心はすでに満開で。 満開を過ぎれば…散り行く運命であることも忘れて。 今はただ…掴んだこの幸せが一秒でも永く続くことだけを願ってた。 −−−−−…。 −−−−−−…。