おじいちゃんが煙になり空に行った後

不思議なことが起こった

「今まで勝手になっていた時計がピタッと止まったの」

おばあちゃん、おじいちゃん知ってたんじゃないかな

「毎晩毎晩うるさくて困っちゃう」
そう言っていたのを

おばあちゃんの言葉を聞いた時おじいちゃんがやってくれたんだと思った


おじいちゃんはおばあちゃんが大好きだったから今でもおばあちゃんの傍にいるはず

おじいちゃん これからはおばあちゃんの事私が守るね

「みなみに任せるぞ」
そう言われてるみたいで私の横を風がするりと抜けた


「さよならは別れの言葉じゃないんだよ」

「そうなの?」

「また会おうっていう約束」

そんな会話をおじいちゃんとした