「約束します

 もう二度と
 このような事はしません
 
 これからの俺を
 見てください」

貸衣装に、着替えを済ませた
塁の顔には、治療の痕。

首に巻かれままの
ネクタイを弄る。

「ルイ
 男前が台無しだな」

「センさん」

そこに現れた、会澤組組長
の新に、高月組組長の要
そして、透馬。

厳つくも、かっこいい
男達の集団・・・

「また、えらく
 派手にやったなぁ」

透馬は、塁の顔
傷口に触れる。

「痛いっすよ」

「怪我の原因は、内部抗争
 だろう?
 
 どうだ、まとまりそうか?
 無理か・・・
 
 組が、デカくなると
 いろんな人間が出入りして
 意見の食い違いは増える
 ばかり・・・」

「はい」

会澤組組長の言葉に頷く塁。