「誰?」 あたしはナイフを持つ手をピクッとさせ声がした窓の方にゆっくりと顔を向けた。 「どうも。」 そこにはこの世のものとは思えないほど美しい男が窓の枠に腰を掛けている。 「だから、誰?何者?」 答えになってない返事にまた聞き返す。 それにうっすらと笑みを浮かべて彼は言う。 「誰って・・・神様?」