「点滴終わりましたか?」


20代後半くらいの看護婦さんが入ってきた。



「終わったっぽいですよー。」


あたしは点滴の薬が入っているの袋を覗きながら言った。



「じゃあ外して行きますね。」



でもあたしにとってはそんなことどうでもいい。




看護婦さんは手際よく点滴を外し「おやすみなさい」といいながら病室を後にした。