と何だかんだ話しながら一時間。


ようやく、部屋の片付けが終わり、希が料理を作ってくれた。


ここからしばらくは会話が続きます。


『もう九時なんだ…。
希、旦那は大丈夫なの』


希はテーブルに料理を並べていた。


「ご心配なく、三日前から出張だから」


『相変わらず忙しいこと…』


二人は食事を食べ始める。


『希の料理は美味しいよね。
こんな料理が上手い奥さん持って、旦那は幸せ者だね』


「結婚すると、そんな事思わなくなるの。
出来て当たり前の世界なんだから」


とさりげなく愚痴ってる希。


『結婚って、やっぱり大変だね。
私には到底出来そうにないわ…』


「結婚したら、嫌でも出来る様になるの。
不器用な茜でも」