数日後、また亮太郎と出くわした。 今日はうどんを食べる。 しょうがないんだ、 丁度よく2人とも空腹だったから。 僕はきつねうどん。 彼は天ぷら別添えだ。 格差社会! ……まあ僕は油揚げが大好きだから。 「そういやさ、どうなった?」 「何が?」 「こないだ言ってた友達の事だよ」 亮太郎は、うどんをすすりながら訝しげに顔を歪めた。