「っていうか本当にどうして夜に?」

「そんなの、交代の時間に合わせたからに決まってるでしょう?」

「え?」

「亮太郎君の家がね、
 トンネルの警備やってる会社を経営してるの」

そうなのか。

「だからここの担当の人の勤務表、
 見てもらったのよ。
 分数まで決まってて、細かかったみたいよ」

なんだか嬉しそうだ。
細かいから、何かあるのね!とか思ってるんだろうか。

なんていうか、ラッキーでしたね。