「うーん……帰ったら、
 身についたスキルも消えちゃうかな?」

「何ですか?スキルって」

どんな物を身に着けたんだろう。


「運転技術とかさ!
 どうなのかな?」

「体が覚えてれば、
 持ち越せそうですよね」

亮太郎が言う。

「だったらいいなー」

確かに、だったら便利だろう。



そういえば、僕はどうなんだろう。
一体いつから、この世界に来たんだ?



「こんばんは!」

菜月ちゃんと啓吾さんが到着した。