「ちょっと電話してくるから、 ここで待っててくれる?」 そう言って彼女は、 空き地の方へ歩いていった。 トンネルのすぐ近くのここは何故か電波が悪い。 っていうか返事も待たずに行くのかよ。 別にいいけどさ。 ……どうせヒマだし。