「ねえ?」

「ん?なーにー?」

「今の、全部で9つじゃなかった?」

そう訊ねると、
指を折って数えていった。


「あ、確かに」

「多い!」

「これが今回の現象かな!」

「でも、余計なの途中で加わってない?」

……どれが余計な物なのか、
確かな事は私には分からない。

でも、多分本人っぽい話だったのが
そうなんじゃないかなと思う。


「じゃあ違うかなーただの怪現象?」

「それでもいいじゃん。
 ってか今の加えて九不思議にする?」


彼女達はそんな事を喋っている。
全員、まだ椅子に座ったままだ。