もう絶対に落ちない葉っぱ。
 親友は喜びます。
 これであの子は死なないと。

 そして1年後。
 2人は一緒に、この学校を卒業しました。
 もう120年も前の事です。

 病弱だった女の子は、
 親友と共に笑顔で校門を出たのです。

 そして今も、その女の子はどこかで
 生き続けているそうです。
 あの葉っぱが落ちない限りは」


「これで全部終わりね!」

電気が点けられた。

「何も起こらないね?」

「えー」

残念そうに言う彼女達に、
私は言った。