再びレポートを書き始めた唯人に小さく「ありがと」を伝えてからメニューを見る。 通りがかったウェイターを呼び止めてサンドイッチを頼んだ。 「それ、なんのレポート?」 「何って、今週締め切りのやつじゃん。お前まさかやってないの?」 レポートから顔をあげた唯人が怪訝そうな顔をするが、そんなことは全く気にならなかった。 「わ、忘れてた!完全に忘れてたよ!」