「っっ!ハァッ…ハァ」 俺は勢いよく飛び起きた。 …嫌な夢だ。 気味が悪いな。 「兄ちゃん、汗すごいよ」 「あぁ…大丈夫だ」 「苺ちゃんの名前、 ずっと呼んでたけど… 昨日なんかあった?」 昨日は苺を家に送って 帰ろうとしたときに 引き止められた。 でも 苺の母ちゃんらしい人が 苺を呼んだ。 それで苺はおとなしく 帰った。 それだけだ。